装甲騎兵ボトムズAT Stories

装甲騎兵ボトムズat stories (アクションコミックス)

装甲騎兵ボトムズat stories (アクションコミックス)

後輩の友人が書いてるというのを聞いて、買ってみました。
近所の本屋に置いて無いだろうと思って通販で購入。
アニメのボトムズのサイドストーリーみたいな感じで、ボトムズの世界観をよく表現していると思いました。結構面白かった。
ただ惜しい点は、メカの絵は大変よろしかったのだが、人物の表現をもう少し頑張って欲しいかなぁといったところだろうか。
あと、ホントに個人的な好みではあるが、もうちょいハードな設定で表現して欲しいな。なんというか、AT(ロボット)の動きに人間的な部分がいくつかあるのが、個人的にいけてないかも。(アニメ本編も同様だから仕方ないかも、なんて思ったり・・・)
まあ、これはロボット物すべてに言えることなんだけど、操縦席に操縦桿とペダルしか無いくせに、どうやってあんな複雑な動きができるんかいなぁと思う。それをみこして、体の動きをトレースするようなインタフェイスを持つような設定のものは、許せるのだけれども、操縦桿とペダルだけで、細かい作業をこなすロボットは、一体どうやって動かしてるんでしょうねぇ。

もう既に書評では無くなってきているのだけど、操縦桿とフットペダルでのロボットの操縦について考察してみる。
まず簡単なところから、フットペダルでできることはというと、多分、左右の足の動きを制御するものと思われる。推測するに、左右のペダルを前に踏み込むと前進、後ろ側に踏み込むと後進。踏み込み量によりスピード調節かな?ATの場合だと、全部踏み込むとローラーダッシュってな感じでは無かろうか(^^;。あと、左右の踏み込み量の違いで左右に動くって感じでしょうか。こう考えると、よく蹴り技とかを繰り出す表現があるのだが、どうやって制御するんだか分からない。
とりあえず、フットペダルは置いといて、操縦桿について考えてみる。
普通にフットペダルは足なんだから、操縦桿は腕の動きを制御すると考えられる。でも、腕っていっても関節があるわけだから、各関節を細かく制御するのではなくて、手の位置を操縦桿を前後左右上下みたいに動かしてやれば、それなりに動かせるような気がする。あとは、操縦桿にフィードバックがくるようになっていれば、何かに手が当たったとかも操縦者に知らせることができる。
他には、操縦桿にボタンをいくつか設けておいて、ボタンを押しながら、操縦桿を決まった手順で動かすと、定義済みの動作が開始される(スト2みたいな感じ)とかすれば、色々な動作が楽しめるのかもしれない。こう考えると、蹴り技とかも実装できるのかもしれない。そのときに技の名前を叫んだりすると、よりいっそう楽しめるのかな?
ここまでで、とりあえず、それなりに動かせそうなのは分かったのだけれども、問題が無いわけではない。というのは、手の動きに関してだが、このままでは、手が操縦者の視界の外にある場合、どこに手があるのか見失ってしまうのだ。そこで、自身の腕や手の位置を3D表示でモニターに表示させる必要があると思う。
いじょ。
こんな感じでどうですかね?ロボットが動かせると思いませんか?
うむ、自分にハードウェア関連の知識があれば、こんなインタフェイスを作って、シミュレーションを作れるかもしれない・・・